交通事故の症状や、むちうち、後遺症について
交通事故の怖いところは、その場では自覚症状がないことがあり、しばらくしてから首や腰などの痛みが表れることがあります。
病院で検査を受けても「問題なし」と診断されることが多く、ひたすら痛みを我慢するしかないという話もよく聞きます。
当初は痛み・違和感がほとんど出ないこともありますが、数日後になって異常が生じることがあります。
また、交通事故は後遺症が残りやすく、その中で最も多い「むちうち症(頸椎捻挫)」は、レントゲン撮影をしても異常を発見できないケースが多く、非常にやっかいな症状です。
事故当初は緊張・興奮状態にあるため、あまり痛みを感じませんが、気持ちが落着いてくると痛みが生じるようになります。
自覚症状には、患部の痛みに加え、頭痛、吐き気、めまい、体(上半身)のしびれなどがあります。
人によって異なりますが、平均的な治療期間は2ヶ月~3ヶ月かかります。
これはケガの程度や事故の種類によっても違いますが、個人的な見解を申し上げますと、比較的早い方で1週間~10日で症状は70%~80%減少します。
しかし、症状が軽減した=治癒とは言いません。
治療が中途半端であったため、後遺症が残ってしまうケースが少なくありません。
交通事故治療で大事なことは「少しでも早く治療を開始すること」「症状にあわせた治療で最後まで治療しきること」です。